表面張力と依存症

依存症

お世話になっているTさんから、印象的な言葉を頂きました。それは、

>>表面張力で膨らんだコップの水が一気に溢れるのは、ほんの最後の一滴だから。>>疲弊した心も同じだから、そんな時は、冷静になるんだよ。一滴来ただけだって。

という言葉でした。

私はこの数年、ずっとそのコップの水がパンパンに注がれたままで、スリップしてはぼたぼたと水が溢れ、また直ぐにパンパンに貯めては、平たいドーム型に表面張力で水面が張っていて、そして、またバシャーっと溢れるの繰り返しでした。自分自身とその周りを見直し確認して水を抜く事もせず、ただただ、水が溜まっている現実から目を逸らして、誤った方向に走り続けてしまいました。

最近勉強させて頂いている、12ステップ ワークにて、スポンサーさんが図示してくださったのですが、依存物質・行為への期待が潜在意識下では膨らんでいて、また「不快指数」メーターというものが、生き方の問題にて感情的不快感により上がっていき、それが、表面張力がパンパンに張った状態のコップのように、あるラインを越えてしまった時に、依存行為を「やる判断」に強迫観念により、向かってしまう、という説明を頂きました。その「不快指数メーター」も、ずっと危険ラインの上の方から下げられていなかったというイメージで、私にも理解できました。

「不快指数」メーターを上げずにすむように、また、ある程度上がってしまったら、下げるなりなんなり調節出来る様に出来れば、私も生き続けられるかもしれない、と今は考えられるようになりました。最近まで、「不快指数」メーターが上がるたびに自暴自棄になり、一撃で負債全てを取り戻すなどという妄想に囚われず、少しずつ前に進みながら、調整し続けたい、と考えています。簡単に身につけられることではないと思いますが、今の私には、生きるために必要です。確実に習得したい、と考えています。


お読み頂きありがとうございました。

アーニー

ギャンブル依存症とうつ病からの回復を目指しています。2021年12月から、初めて病院の精神科閉鎖病棟に入院していました。2022年10月末に退院し、通院患者としてお世話になり続けています。
うつ病は約20年前から、ギャンブル依存症としてのFXや金原油等の先物取引、仮想通貨のハイレバレッジ取引は、2018年ごろからコントロール不可能になりました。GA等の自助会には2020春ごろに一度伺ったままで、2021年春から少しずつ通い、他行政機関でのギャンブル依存症回復講座プログラムのSAT-Gや、週一回ずつの中間施設への通所でも辞められずにスリップ(再使用)を繰り返し、家族と大切な貯金を肩代わりとして失ってしまいました。ここから回復出来るのかどうなるのか現在分かりませんが反面教師として何かの資料材料にして頂ければと思います。最近サイバーセキュリティ 分野に興味を持ち始めました。よろしくお願いいたします。

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