麻雀も出来ないようです…
昼間、先輩患者さん達(皆、アルコール依存症の方々の50代?男性達)から、麻雀できる?やらないか?と声をかけて頂きました。廊下や食堂、風呂待ちなどで会っても、あまりお話しする機会の無かった人たちでした。たしか、私から挨拶しても、あまり話したそうでなく思えたので(勝手にですが)、会釈するかしないかくらいの微妙な関係だったので、ちょっと驚くとともに、嬉しかったので、「片付けたら行きます!でも符計算とか覚えてないですけどいいですか!?」と、行く気満々で答えて、「あれ、でも私はギャンブル依存症でここにいますし、賭けないですよね?」と確認はしたものの、もやもや。それで、荷物片付け中(病室のベッドサイドで、12ステップのステップ4の、棚卸し表に記入をしていました。)に、「あ、スポンサーさんに聞いてから、と言うべきだったか」と我に返り、LINEした所、即答で、返信がきました。
「GAメンバーなら行かない」「少しくらい、このくらい良いだろ、というのが、いつのまにか、に変わってしまうから行かないべき」との事でした。仰る通り、その「このくらい良いだろう?」はダメな考えだった、と思いました。
ホールへ行き、その先輩たちに、事情を話しスミマセン、また違う事でよろしくお願いします。とアタマを下げてきました。戻り道、たまたま私の担当でいらっしゃる看護師さんに会ったため、「こんなことがありました」報告をしたのですが、うんうんと、頷いて下さりました。話の中で、麻雀や花札、ポーカーがダメ、というのは分かる。では、UNOや、ババ抜き、カルタはどうなのでしょう?危うければダメ、状況による?と疑問になり、スポンサーさんにLINEする事に。でも返事はもらえず既読スルーです。「愚問。言わせんな」ていう感じでしょうか?
麻雀は、たしか小学生の時に父に教わりました。中学高校大学社会人転職後など、色々な場面で、コミュニティケーションツールであり、娯楽であった麻雀も、出来なくなったようです。麻雀マンガの、片山まさゆきさんの「ぎゅわんぶらー自己中心派」が好きで、ヤンマガコミック全巻揃えて、MSXのゲームソフトで相当やり込みました。中学生の頃は麻雀できる人が少なく、牌をジャラジャラしながら「俺たち大人だな!」なんて喜んでました。その後もチョコチョコと遊ぶたびに交友関係が広がったり勉強や仕事がやり易くなったりでメリット?しかありませんでした。1人フリーで雀荘に乗り込む!とかはしなかった、出来なかったですし。最近はあまり出来ませんでしたが、ゲーセンのオンラインゲームやスマホアプリでたまに遊んでいたくらいでした。ネット配信動画では有名人やプロ達の対局が見られるようになり楽しんでいたので、とても寂しいです。
それはさておき、いま、ある大学病院の閉鎖病棟にいて、その先輩方はアルコール依存症として、オンラインミーティング等で学んでいて、私がギャンブル依存症である事をご存知なため、すんなり受け入れて頂けましたが、これは退院後の外の世界ですと、理解されないかも、対策を施す必要が、あるな、と思いました。またその後、4人部屋に戻り、入院時から同室のアルコール依存症で入っている方にも相談した所、「やはり、最初の一杯につながるかもだし、そうなったら辞められないよね。私は止められる自信ないから飲まないようにするよ。ノンアルも。でも難しい場面もあるよね、きっと」とのお言葉頂きました。あるでしょうね、これからも。自分の根幹となる所で腑に落ちていないと流されてしまうでしょう。学び続ける必要がある、と今日も勉強になりました。
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