ご無沙汰してしまいました。前回のブログの更新が5月31日でした。あっという間に約3週間も過ぎてしまいました。ブログ更新への興味が薄れた訳では無いのですが、諸々見直し調整等していた都合、久しぶりの投稿更新となってしまいました。未だ入院生活は続いておりますが、この19日間で、いくつかの新しい変化がありました。
一つは、12ステップ プログラムという、スポンサーさんに自分の性格上の欠点やパターンを指摘頂き、改める事で、生きづらさからの脱却及び依存症からの回復を進めるための取り組みにて、ステップ4の棚卸しリストという、これまでの自分と関わりのあった人たち(人以外も対象だそうですが)との関係や、自分の考え方を、記すための紙に吐き出しておりました。そのリストには、A4横書きで一枚に7件まで記入できるのですが、スポンサーさん曰く、「多い人は80枚にもなる」との事で、7×80=560件!にもなるとの事でした。私自身は、既に消化したと思っていた事や、これはどうだろう?というグレーな事柄も、とりあえず全て書き出し、問い合わせてみようと思い、出来るだけ多く書き出すようにしての、約20枚でした。「恨み・恐れ・性・傷付けた人」に関してのリストです。正直疲れました。時系列順に過去から記憶を追ってみたのですが、負の感情を思い起こし続けるのは、心身共に辛い事でした。この書き出したリストを基に、ステップ5にて、1日に約4件ずつじっくりとスポンサーさんに裁いて頂くというか、ご指摘頂くようです。今日現在、未だ2回終えた所ですが、相手の立場に立たず自分勝手で中途半端で利己的で配慮関心の欠如で他人のせいにしたというような事ばかりだ!と罵られ責められ続ける60分は、とても辛く苦しい時間でした。言い訳なんか出来ませんし、する場ではないでしょう。まだ高校から大学に入った頃までしか終えていませんが、正直どのように考えてその行動や発言に至ったか、家にある日記帳を読み返す事が出来れば、鮮明に思い出されるのでしょうが、今、帰宅して確認する事は出来ません。これを30回以上繰り返さなければならない、と思うとグッタリしますが、自業自得です。私自身のファームウェアのアップデートするために必要な事、と思い込み、良い方向に進めたら、と思います。また、このステップ5を受けながら、他人との関係でトラブルとなってしまった事はもちろんある訳ですが、お世話になって感謝している方々の事も思い出しました。そちらの方が数も回数も多いかと思うのですが、今のクソみたいなゴミのように自己中だらけで自分勝手の塊の自分のようなドクズ野郎には、それに感謝する事よりも、問題行動に至った事だけをピックアップして改善するというものなのでしょうか。
その時間の後には、とてもフラストレーションが溜まりストレスを感じたので、これまで存在は知っていて見学したことはあったもののスルーしていた、元喫煙所だった三畳ほどのスペースに置かれたサンドバッグをグローブと軍手で叩きまくる事を始めてみました。ボクシングに興味はあり、中学校時代の同級生がプロデビューした時に応援し始めて以来、深夜のボクシング番組(ダイヤモンドグローブ?)を、勉強等の合間に見ていることはありましたが、グローブをはめてみるのは初めてでした。公式なモノでなく、入門用のものでしょうが、軽くて衝撃も分散されて痛くないものなのですね。私のパンチ力が弱いためでしょうか。最近の井上尚弥選手のPFP一位に刺激を受けて、Youtubeのボクシング初心者動画を見ては真似してみて5日ほど過ぎましたが良い感じです。その部屋のエアロバイク目当ての患者がとても多く、着替えて準備して行っても使用中ということが、5回中4回くらい、と多くてなかなか使えないのですが、続けてみようと思います。たまにベッドサイドでスクワットをしていたおかげか、入院後79kgだった体重は、全裸での計測で75kgになりました。運動不足で筋量が落ちただけなのかもしれませんが…半袖シャツと短パン類を多く送ってもらえたので、カラダを動かし続けようと思います。
二つ目の新しい変化は、コロナ環境の落ち着き気配から、外部自助会の参加のための一時外出が認められた事です。早速数カ所回らせて頂き、多くの気付きと刺激を頂きました。都内近郊ですが、場所地域によって、こんなに雰囲気も発言も異なるのかと、驚きました。またこれまで会えなかった方々にもご挨拶する事もできました。時間制限があり、本当にご挨拶くらいしか出来ませんでしたが。出来るだけ多くの会を回らせて頂きたいのですが、交通費等で1箇所毎に約1000円くらいかかってしまい、所持金の少ない私は早々にお金切れしてしまいました。洗濯機使用代や石鹸等日用品にも現金が必要なので、その分はキープしないといけません。iPhoneでも一応エクセルが使えるため(リストボックス等は使えず残念ですが)、自助会通いのための所持金管理シートを作成し、実績と予測を可視化して管理する事にしてみましたが、絞りに絞っても限界があり、行ける回数も限られます。何とかしてお金を…と金策行動を始める事だけは避けます。私の所持金に関しては最近妻が家族会に参加のために近くまで来てくれた際に現金一万円を用意してくれました。妻は妻側のスポンサーさんに言われた額との事だったようです。感謝なのですが、この一万円で、いつまで過ごせるのか等は分かりません。妻と妻側のスポンサーさんが、現状と今後について、どのように考えていてどの方向に進もうとしているのか、連絡を禁じられている私には、知る由がありません。その事が「お前には知らなくて良い事、関わろうとするな」と言われているように思われてしまいます。邪推?しか出来ません。これも全て私の自業自得という事なのでしょう。「反省した」というだけで元の関係、この依存症発症する前の関係に戻る事が出来るとは考えていませんが、生き続けるために目指す道を具体的に調べて比較検討する必要がありそうです。家族と絶縁して、生活保護申請をさせて頂き、中間施設で5年以上潜伏して借金の時効を待つ?等になるのでしょうか。数日後数週間後にどうなっている、どのようになるという事がわかりません。このような状況で、私はどこを目指して生きれば良いのか、迷ってしまいます。私のような罪人は生きていられるだけでも感謝しないといけない、それ以上を望むのは、また自分勝手な私利私欲の塊で自己中的思考しか出来ない「私の強欲さ」の現れなのでしょうか。
また、この数週間で、他病棟から転棟してきたギャンブル依存症も持つ患者仲間が増えてくれました。この数ヶ月間、短い間しか自分以外にギャンブル依存症を持つ患者が居なかったのですが、近しい悩みを持つ仲間が居てくれるというのはありがたい事です。これまでギャンブル依存症を持つ患者はほぼ居なくて「ギャンブル依存症って病気なの?パチ屋にいる人とかみんなそうなんじゃない?気持ちの問題じゃない?止めようと思うような」とアルコール依存の方に直接言われた事もあります。この病棟は依存症専門病棟ではなく、その依存症を持つ患者も50床の半分くらいです。そのうちほとんどはアルコール依存症と薬物依存症の人たちです。ですので当事者としてのギャンブル依存症を持つ患者仲間が増えたのは嬉しく思っています。また、ここに入院してから暫くの間状況が悪くなるばかりで自暴自棄になりそうだった事もありましたが、自分が慣れてきたのか状況が変わったのか分かりませんが、最近はサンドバッグで遊べる位には落ち着いてきたようです。この閉鎖病棟での入院は色々辛い事もありますし、前が全く見えずに回復に向かっているのか何なのか分からなくもなりますが、なんとかして生き続ける方向に進む事が出来たら、と思います。
追加:画像はお世話になっている日用品と下剤です。
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