面談会がありました

うつ病

 一昨日、妻が仕事を休んで病棟に来てくれて、主治医、担当看護士、社会福祉士、妻、私と、依存症界隈で有名な方、+α?人で面談会がありました。妻と会うのは3ヶ月ぶりでした。その間、直接の連絡、通話やメールメッセージ等は禁じられ、何をしているのか何を考えているのか、目指す方向は一致しているのか、分からず不安が増す一方でした。まず、私と妻、それぞれの考えている希望を述べました。私は、「妻子と共に暮らす事、と経済的に自立を目指し働く事」を希望しました。妻は「今、自分の回復に集中したいから、夫と一緒には暮らせない。集中できなくなるから」との事でした。3ヶ月前と同じだと思いました。

 面談中結局最後まで、普通の人には当たり前の事で口にするのも恥ずかしい事ですが、「スリップせずに居れられている」事を、言えませんでした。「おれ、こんなに頑張ってるから!銀行口座にある三万円を使わずいるから偉いだろ!」などとキチガイ自慢と思われる事を恐れていました。やらないのが、当たり前の事です。普通の人は、やらないキチガイ行動でしたから。その三万円が数百万になるなどと考えてFX口座に入金してしまう事は。それが普通なのです。しかし、私にはその普通の事が出来ませんでした。半年前は。銀行口座の履歴を見れば、すぐに確実に分かる事ですが、入院している今も、半年間ですがFXに入金せずに居られています。スマホがある今、ポチポチするだけで、すぐに出来るはずのFX業者への仮想通貨入金をせずに済んではいます。しかし、それは、普通の人なら当たり前の事です。その当たり前の事が、私には出来なかった、そして出来ない、のです。今だけでなく、一生出来ないのです。そのように先行く仲間の方々から教えて頂きました。違和感だらけでしたが、今は理解出来るようになりました。遅すぎる、本当に遅いのですが。そして、今回の面談にて、妻子と共に暮らす事は出来ない事を知りました。

 先月6月6日に、某●リタリという、海外FX業者キャッシュバック業者から、約20000円の入金がありました。キャッシュバック制度は、海外FX業者に入金して取引すると、その業者毎に計算された割合の金額が、翌月にキャッシュバックとして入金される事、です。元々海外FX業者は、スプレッドという売値買値の幅が広く、ポジションを取る(売買取引を始める)際に、国内業者よりもマイナスされる金額が大きいです。その大きなスプレッドの穴埋め的なキャッシュバックが、その中間業者に口座登録する事で行われます。中間業者とキャッシュバックを分け合うイメージです。翌月に入金されるはずですが、計算の差異?で、何故か半年後である、6月6日に一部振り込まれました。2万円。半年以上前なら、即、送付手数料無料の、ある国内業者で仮想通貨を購入し、海外業者に送金し、そわそわしながらチャート漁りを始めて、良いタイミングを待つ事も出来ずに、着金から5分もしないウチに、4画面マルチモニタで描画も早いグラボ換装済みのPCに向かう空いたも待ちきれずに、小さなスマホアプリのMT5から全力フルレバレッジにて注文。思ったような値動きになれば、またそのまますぐにピラミッティングという、買い増しを全力で行い続けて、数%でしかない数百倍になるような幸運が訪れる事を願うような、メチャクチャなギャンブル行為を繰り返していました。思ったようにならなければその時点でロスカット。そんな無謀な事を何度も何度も繰り返していました。数回の成功体験(?実際には成功に至っていない訳ですが…)スマホさえあれば、それができます。しかし、今、それをやらずに居られてはいます。我慢している感覚もなく、やりたくない、という思いしかありません。やるという選択肢はありません。そのように思えています。ペイペイ銀行にキャッシュバックされた2万円だけではありません。三井住友銀行に、おそらく親からと思いますが、一万円が1月に入金されていました。(店番号しか表記されていません)しかし、2021年12月にスリップして以来、やらずに居られてはいます。繰り返しになりますが、それが当たり前の事なのです。でも、私にはその当たり前の事が出来ないのです。ギャンブル依存症というか、一生治る事のないギャンブルキ●ガイなのです。

 半年前までは、3000円でもあれば、前述の手順を繰り返していました。1000円でもあればジャグラーで5000円になるかも?そしてそれが数万円に?等とキチガイ思考に何度もなりました。何度も何度も。しかし、今、それをやらなくなりました。我慢ではありません。それは、半年間聞かせて頂き、また機会あれば分かち合いさせて頂くなかで、「もうFXはやらない。自分にはコントロール出来ない事だから」という考えがある程度浸透してきたおかげだと思います。入院中という環境もあります。毎日、依存症を含めた疾患を持つ患者達と共に生活し、ここに居る意味を考え続けています。ある種のストレスは多いですが、また反面、感じずに済んでいるストレスもあります。退院出来たら、そのストレス等を感じた際に、スリップしてしまうかもしれない、という恐れがあります。一生、その恐れを持ち続けていくと決めています。それを保ち続けるため、出来るだけ、オンラインでの分かち合いを聞かせて頂き続けています。(部屋を借りられる時間は、発言もさせて頂いています。)いつか現れるであろう「あれ?コントロール出来ているから、もう大丈夫じゃないか?」「このくらい、今回だけ、なら良いだろう?」「付き合いもあるし、一回だけやろう」というような悪魔の囁きへ抗う事が出来るように、アタマに染み込ませ続けようと思います。

 妻から「今、一緒に暮らす事は出来ない。自分がまた共依存となるから」云々を耳にした時に、3月の会の時同様に、完全に脱力し、虚しくなりました。共に暮らす事だけを望んできましたが、叶わないと知った瞬間でした。ただ前回の事もあり予想はしていたものの実際に言われるのはキツいです。グルグルと悪い思考スパイラルに突入します。全ては、私の愚行のせいです。いまここに居るのも、今後陥る状況も、全て自業自得です。面談の結果、今後、退院出来たとしても、病院外で、ギャンブル(FX)をやめ続け生き延びる事が出来るという事を証明しなければいけない事に、なりました。退院後、一人暮らしとして、生き延び続けて、妻と私それぞれのスポンサーが「そろそろ一緒に暮らす事、考えてみたら」と言われる状況になれたら、その時にようやく、二人での話し合いが持てるそうです。そこまでサバイバル出来るでしょうか、今の私が。しかし、それより良い選択肢は無いのです。すがるしかないのです。会の後、妻と看護士さんと私の3人だけになった際に、妻にある事を希望していると話したところ「そうしたいなら、回復したところをみせて、その上で言えば」と妻に言われました。スポンサーにそう教えられているのでしょうか。今の私では証明出来ていないから信用されないのでしょう。重いボディブローをくらったようにズッシリ腹に響きました。その場面が一昨日から何度も頭の中で繰り返されます。しかし、それでも、まだありがたい事なのだそうです。すぐに離婚の話になる方もいらっしゃるとの事で、そうなっていないだけ、まだマシとの事です。自殺未遂しているのにまだ生きているし、希死念慮も薄れたなら、それを儲けものと思って、生き直すせばいいじゃないと言う方もいます。そうなのかもしれません。全てゼロベースで考え直し、再構築する必要があるのかもしれません。まだ、今、頭の中が混乱していて落ち着きません。自暴自棄な考えも浮かんでしまったりもします。色々症状の患者が多く、日々何かしらある環境です。周りに引っ張られず、自分の問題に向き合いたい、と思いつつ、やはり巻き込まれますが、何とか生き延びる方向に向かえる事を希望します。

ブロトピ:ブログ更新通知

アーニー

ギャンブル依存症とうつ病からの回復を目指しています。2021年12月から、初めて病院の精神科閉鎖病棟に入院していました。2022年10月末に退院し、通院患者としてお世話になり続けています。
うつ病は約20年前から、ギャンブル依存症としてのFXや金原油等の先物取引、仮想通貨のハイレバレッジ取引は、2018年ごろからコントロール不可能になりました。GA等の自助会には2020春ごろに一度伺ったままで、2021年春から少しずつ通い、他行政機関でのギャンブル依存症回復講座プログラムのSAT-Gや、週一回ずつの中間施設への通所でも辞められずにスリップ(再使用)を繰り返し、家族と大切な貯金を肩代わりとして失ってしまいました。ここから回復出来るのかどうなるのか現在分かりませんが反面教師として何かの資料材料にして頂ければと思います。最近サイバーセキュリティ 分野に興味を持ち始めました。よろしくお願いいたします。

アーニーをフォローする
うつ病ギャンブル依存症依存症精神科閉鎖病棟入院
スポンサーリンク
アーニーをフォローする
うつギャンのアーニー/うつ病でギャンブル依存症で入院中です

コメント

タイトルとURLをコピーしました